part.3 外反母趾の自己治療:サポーターと正しい歩行で悪化予防

 思いがけない発症                             
 痛風の自己治療の項(part.3)で述べたように、最初の関節炎発症から
わずか1ヶ月後に2度目の関節炎が再発し、あわてて病院にかけつけて診察
を受けたのだが、少々不思議に思ったのは、1度目よりも腫れはひどかった
ものの、痛みはかなり低減していた点だ。               
 例えて言うと、1度目の炎症が針の山を歩く痛さだったのに対し、2度目
は 釘の山を歩く痛みで、うめき声を押さえて歩けたのである。     

 首を傾げていたその矢先、3度目の炎症が発症した。 2度目の発作から
わずか3週間後のことであり、痛みは2度目より さらに弱まった。   
 これは 痛風ではないと直感した。 痛風以外で関節炎を発症する病気、
リューマチ、種々の関節炎、いや、これは外反母趾に違いない、と思った。

 インターネットで探索していくと、やはり見あった。 外反母趾は、痛風
の合併症として発症することがあるというのだ。            
  http://www.sunnyfoot.com/sunnyfoot/disease/hallux/h_case.html サニーフット
外反母趾の症状 外反母趾を合併しやすい病気としては、よく知られているリウマチ性関節炎、糖尿病、痛風など
http://www.geocities.jp/shoes_shop_fujiya/sub_ashinotrouble.htm     
シューズショップ冨士屋外反母趾の原因(3)病気による合併(リウマチ性関節炎、糖尿病、痛風)     

 そこで、痛風や外反母趾治分野の医療機関のホームページから 母趾関節炎
の外観写真を集めてみた。その一部をまとめたのが写真3aである。    



写真3a 母趾関節炎あれこれ(外反母趾および痛風)
  引用先:左上 http://mbp-kanagawa.com/robinfoot/column/1485/ 小黒健二        
      右上 http://www.tsukaharaseikei.com/seikeigeka.htm 塚原整形外科        
      左下 http://geocities.yahoo.co.jp/gl/kazu19810723/view/20041122 Dr.コトー 
      右下 http://www.konakadai.com/metabo.html 川中台クリニック          

 さて、この中の どれが痛風の炎症で どれが 外反母趾の炎症だろうか?
実は、左上が外反母趾 そのほかは痛風だが、よほどの専門家でない限り、
区別は困難だろう。                         

 ご参考まで筆者の場合を写真3bに示すが、 外観的には痛風に類似する。
しかし、よく見ると 母趾が内側に傾き、関節部分が外に突き出しており、
図3cに示した外反母趾の特徴に一致していることが分かる。さらに、先に
述べた炎症の痛さの質的な相違を考え合わせれば、今回の炎症は外反母趾
のそれであると断定でき、対策を検討することにした。        


図3c 外反母趾の外観的な特徴
  引用先:http://www.m-ryu.co.jp/trouble/valgus_hallux.html あの日ににかえる 外反母趾のメカニズム


 外反母趾の自己治療方針                           
 そもそも外反母趾は、足を圧迫する革靴を履き、足指て踏ん張らず、指の
つけ根で歩くため足底筋群が発達せず、母趾が曲がるのが主な原因だから、
これらに対処する治療方法をとれば良いことになる。          
http://b-h.hatenablog.com/entry/2013/09/06/213147
美容・健康の世界の知識 / B&H情報 外反母趾の原因と治し方        

 インターネットでいろいろな文献を調べた結果、進行が進んだ外反母趾の
場合は手術が必要らしいが、多くの場合はサポーターの着用やマッサージ、
あるいは歩き方の適正化など、日常的な対処で治療できることが分かった。
早速実行した内容をまとめたのが 図3cである。            
1)サポーターの着用                        
 サポーターとしては、S社の 初期症状用の薄型のものを選んだ。このサポ
ーターの機能は、母趾と第2趾の接触と、母趾関節の突出、の防止であり、
、テーピングに比較して やや非力だが、着脱が容易と言う利点がある。 
 ご参考まで筆者のc着用状態を写真3dに示す。            
2)外反母趾治療運動;グーパー運動                   
 母趾の外反を防ぐには、足の指や足の裏の筋肉を鍛えることが重要だが、
その手軽な方法が いわゆるグーパー運動で、足指で自在に物をつかんだり
はなしたりできる程度の筋力向上を目標とする。            
 筆者の場合、朝の起床直後と夜の就寝直前、ベッドに仰向けに寝そべった
状態で、両手足同時に30回程度ちから一杯実行している。       
   3)外反母趾治療歩行;大股歩き                   
 外反母趾への対処に限らず 正しい歩行の原則は、姿勢をまっすぐにし、
できるだけ歩幅を広げ、踵から着地し 母趾で地面を蹴って歩くというもの
である。大股で歩けば、意識しなくても母趾で地面を蹴るかたちになる。 
 フォーマルにハイヒールや固革靴など足を圧迫する履物を常用する人は、
カジュアルには指先が動けるような平靴を使用すれが良いと思う。    

 
図3c 外反母趾の自己治療のポイント
  参照先:http://www.ashikko.com/cgi-bin/ashikko/
siteup.cgi?category=2&page=2 七番接骨院 外反母趾
http://www.foot-loi.com/okyaku.html フット専門店ロワ
足のほとんどのトラブルは、足うらのアーチの乱れが原因です。
http://homepage3.nifty.com/nishimikuniact/10arukikata.html
健康ウオーキングのすすめ 正しい歩き方(良い姿勢で歩く)


 自己治療の結果と補足事項                           
 4年半前の外反母趾の関節炎発症以降、上記の治療を実行し、さらに念の
ため 左足にもサポーターを装着した結果、その後は関節炎の発症はなく、
外反母趾の進行は基本的にはおさえられていると判断している。     

 ただ、しばらく前 右足の母趾関節に痛みが生じて、外出が苦痛になった
ことがある。足の蹴り出し時、第2関節が靴の内面が接触して痛いのだ。 
 参考文献いよれば、外反母趾は「痛むときが、曲がる時」であり、痛みの
ある間に処置をしないと関節が曲がり始めるとあり、対応方法を検討した。
http://www.ashikko.com/  七番接骨院            
http://www.ashiuratengoku.co.jp/gaihan-02.html
笠原式フットケア

 対処の基本はウォーキングシューズの改善であった。 というのは、当時
履き替えた靴の先端部分がやや窮屈で固く、歩行時の拇指の蹴りが不十分な
状態になっていたと思われたからだ。そこで、全体が多少柔らか目で、指先
に余裕があるものに履き替えた。                   
 それ以外に、応急的な補足運動として 図3eの2種を実施した。   
1)足指マッサージ                         
 痛みが出たのが右足だったので、左手で第2趾以下4本の指と足の甲を支
え、右手の親指と人差し指で母趾をつかみ、かつ手のひらで母趾関節を押し
こむ状態で、母趾を右方向に引っ張りながら外反転角度を修正する、という
マッサージを随時繰り返す。この時、右足に力を入れて パーの型の運動を
すれば効果的である。                        
2)つま先立ち運動                         
 素足の状態で つま先立ちをして、歩き回ったり足の屈伸を行う。この時
足の指が押し広げられていることが大切だ。1回2、3分、1日3回程度。

図3e 外反母趾の応急治療:補足運動
参考文献:http://www.ashikko.com/cgi-bin/ashikko/ siteup.cgi?
category=2&page=2 七番接骨院 外反母趾
http://www.inageya.co.jp/html/site/idea/backup/
bknb37/html/health0906_2.html つま先立ち運動 めざせ健康優良人

 これらの補足運動を継続した結果、拇指の痛みは1週間程度で解消した。
ただ、つま先立ち運動は手軽に実行できるので、随時継続している。   

 以上に説明したように、外反母趾は 窮屈で固い靴で足先を圧迫したり、
踵で接地し拇指で蹴り出す、という正しい歩行をしないことで発生する病気
、いわば生活習慣病なので、初期段階なら容易に自己治療できるのだ。  

 ただ、固い靴を履き続ける限り、拇指関節は常に外反しようと し続ける
ので、サポーター着用や正しい歩行を継続しなければならない。     

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